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人生とは年輪と人は言う
そしてその年輪はパートナーと共に築くものであると僕たちは思う
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□◆□◆ブラッディー講座 特別編□◆□◆

F-1Grand Prix2006 Pre View

1、レギュレーション
まずレギュレーション変更について説明しよう。
今年はエンジンが大きく変わった。1995年から実施されてきた3リッターエンジン規定が廃止され、2400ccV8エンジン へと一新された。これは従来の3000ccV10からV8に変更する際に、10分の8の排気量にすればボアとストロークの設計変更をしなくていいだろうといういかにも安易な決め方!!
その他空力関連のレギュレーションは昨年大幅に変更されているため、今年はこのエンジン変更以外には従来どおりといえる。
また、昨年大きなドラマを生んだタイヤの無交換レギュレーションは撤廃され、2004年と同じようにタイヤ交換が許されるようになった。
予選は昨年中盤から採用された土曜日の1回と踏襲している。 さらにこの予選、「ノックアウト方式」が新たに採用されたのだ!これは1時間のセッションを3回に分け、最初の15分で遅い6台が脱落、次の15分でさらに6台が脱落、 最後は10台による20分セッションという方法。これによって予選上位を狙うには最初からフルアタックをかけなければならないということになったのだ。また、シングルカークオリファイではないので、予選中の駆け引きも熾烈になる。
ちなみに燃料は最初の2ステージが積載量自由。つまり軽い燃料タンクでのフルアタック。最後の20分は決勝の最初のスティントを含めた燃料積載量となる。最初の2ステージで脱落したマシンは、予選終了後に決勝燃料を積載してパルクフェルメ保管となる。

チームを見ると、今年は大きな動きがあった。
・レッドブルがミナルディーを買収し、第2チーム「トロ・ロッソ]となる。
・BMWがザウバーを買収し[BMWザウバー]に。
・昨年すでに買収されていたジョーダンが、今年から正式に「ミッドランド・トヨタ」に
・ウイリアムズがBMWエンジンを失い、コスワースを積むことに。
・新チーム「スーパーアグリ」が結成され、ホンダエンジンを積むことに。
・BARをホンダが買収し、[ホンダF1]に
・レッドブルのエンジンがフェラーリに変更
・ブリジストンタイヤ陣営にトヨタとウイリアムズが加わってタイヤ戦争が熾烈に!
とにかくチームを取り巻く環境は大変化!さらにChanpionのルノーに不協和音があるなど、波乱を予感させる今シーズン、自分なりの解説をしてみることにする。

2、マシン
次にマシン面でのプレビューである。

@ルノーR26
昨年、前衛的なフォルムでついにチャンピオンを獲得したルノー。今年も低重心、ナローリアエンドのコンセプトは継承。さらに 複雑なリアカウルの造形は繊細さを感じさせる。ルノーがトレンドセッターとなったV字キールは他チームもこぞって真似をするまでの流行を生んでいる。
サイドポンツーンは昨年型R25よりもさらに絞り込んで、「これで冷えるのか?」と思わせるくらいの小型インレットを持つ。リアカウルの後端はV8エンジン のコンパクトさをさらに生かして、小型のウイング設置と共に最大限に空力に利用している。
但し、昨年型R25に見られるような「美しさ」がない。特にリアカウル周辺の造形はちょっと雑!この辺はシーズン中に大きく変わるかもしれない。
RenaultR26
ドライバーは昨年から引き続いてのアロンソとフィジケラ。
但し、チャンピオン アロンソ が2007年からマクラーレンに移籍することが決定しており、チーム内では早くも不協和音が流れている。R26のテストもフィジケラが優先して行っていることから見ても明らか。
しかもルノーは親会社が経営不振にあり、どうやら予算的にも厳しいらしい。昨年型V10を2気筒つぶしてテストするチャンピオンチームというのもどうかという気がする。
速さは折り紙つきだが、周囲の環境でまたもや転落する可能性もあるというのが今年のルノーといえよう。

AマクラーレンMP4-21・メルセデス
昨年終盤、手のつけられない速さを発揮したマクラーレン。間違いなく今シーズンの主役となるであろう。
今年は昨年型MP4-20を発展させたマシンを作ってきた。カラーリングが[WEST]から[Jonny Warker」に変更されたこともあって、見た目の印象は変わっているが、細部はMP4−20とあまり変わらないようだ。
低いノーズ、下部を抉り取ったサイドポンツーン 、モノコックマウントフロントロアアームなど、時代のトレンドセッターを生み出している部分はキープコンセプト。フロントウイングの造形だけが妙に攻め込んだデザインに見えるだけ。
車体のほうは完成度が高そうなのであるが、気になるのはエンジン。どうやら新型のメルセデスV8は振動の問題をクリアできず、ギアボックスを壊すほどなのだという。このエンジンの信頼性に昨年も泣いたこのチーム。今年も同じような苦難に陥ってしまうのであろうか・・・
Mclaren MP4-21 Mercedes
ドライバーは変更なくライコネンとモントーヤ。 昨年のライコネンの速さが継続すれば、チャンピオン大本命はライコネンで決まり!但し、2007年にアロンソが加入するという要素が加わるため、立場が微妙であることがネガ要素。デザイナーのエイドリアンニューウエイが離脱したことが響かねばよいが・・・。

BフェラーリF248
ついに昨年、チャンピオンを手放してしまったフェラーリ。 今年は早々に新型マシン248F1をデビューさせた。2.4リッターV8という意味のこのネーミングは、かつての312Tなどを思わせる。
ところがフォルムそのものは昨年の大失敗作F2005に 非常に似ている。サイドポンツーン造形がルノーに似てきたことと、V8エンジンに合わせたリアの絞り込みが目立つぐらいで、よく見ないとF2005と見分けがつかない。
フロントサスも流行のV字やモノコックマウントのロアアームを採用せず、相変わらず通常キールのオーソドックスなレイアウト。
ということは・・・。昨年の不振が全てタイヤにあったというのがフェラーリの解なのではないだろうか?「ブラッディー」が昨年のプレビューで心配していたブリジストンタイヤ は、予想通りに大ブレーキとなってしまった。今年、2004年と同じくタイヤ交換可能となったレギュレーションや、ウイリアムズ、トヨタが同じタイヤ陣営に加わったことで復活の期待は大きい。
さらにフェラーリはエンジンをレッドブルにも供給することとなり、開発スピードの加速も期待できる。
テストではトップタイムを連発!ミハエル・シューマッハのやる気と共に、復活を感じさせる勢いを感じる。
Ferrari 248F1
ドライバーは引退をかけてタイトルを取りに来るミハエルと新規加入のマッサ。マッサの荒削りな走りは若干不安があるが、このままでは沈まない皇帝に期待しよう

CトヨタTF106
昨年大躍進のトヨタ。しかも今年はどのチームより早く新車を投入! テストで も絶好調をキープしている。さらに新車発表会では開幕までに空力を一新することと、シーズン序盤にBスペック投入を公言するなどの開発の早さをアピール。とにかく今年は本気だ。
マシン全体としては昨年型TF105に近い。今年はフロントサスをマクラーレンと同じモノコックマウントに変更したのが大きな特徴。これは今年から採用するブリジストンタイヤにあわせてきた可能性が高い。
フロントアッパーアームの取り付け位置など全チーム中最も高い位置にあり、フロントタイヤをコーナーリング中に制御しようという思想が見られる。
サイドポンツーンは比較的大型、フロントウイングもあまり突飛なデザインではないが、これは開幕までに大幅に変更されるだろう。
テストでは安定したラップを刻み、V8エンジンも信頼性にまったく心配なし。マシンもすでに素晴らしい信頼性を示している。トップクラスとして安定した力を発揮しそうだ。
TOYOTA TF106

ドライバーは昨年と変更なくラルフ・シューマッハとヤルノ・トゥルーリ 。残念ながら新型TF106にトゥルーリが乗り切れていないのが不安材料。但し、昨年の開幕ダッシュを見る限り、開発スピードはぴか一なので、早い時期に勝利をつかむ可能性が高い。

DウイリアムズFW28・コスワース
昨年大不振に陥ったこのチーム。久々の未勝利に終わってしまった。愛想をつかしたBMWが離れ、コスワースのカスタマーエンジンを使う今年、一からの出直しとなるだろう。
昨年型FW27は正直言って失敗作だった。これは「ブラッディー」の予想通り。オーソドックスという言葉よりも[古めかしい]といえるデザインはもはやトップチームから完全においてゆかれてしまった。
ところが今年のテストではコスワースエンジンを搭載したFW27改が意外なスピードを見せている。
これは1980年代に小型軽量を武器にしたFW06が他を圧倒した時代に似ている。つまり、FW27のコンセプトは重いBMWエンジンとバランスしていなかったという見方もできるのだ。
新型FW28は完全に時代のトレンドに追従してきた。トヨタ風のフロントサスは、今年からスイッチしたブリジストンタイヤの特性に合わせたものであろう。サイドポンツーン下部の抉り取りもマクラーレンに似ている。意外な?期待はコスワースのV8エンジン。かつて一世を風靡したDFVを思わせる軽量コンパクトなV8はベンチで20000回転回るという!
鍵はコスワースエンジンとブリジストンタイヤ。しぶといこのチームがいぶし銀の活躍を見せる気がするのだが

Williams FW28 Cosworth
ドライバーはマーク・ウエーバー が残留。新人のニコ・ロズベルグが加入した。ニコ・ロズベルグは1982年チャンピオンのケケ・ロズベルグの息子。親子2代でウイリアムズに乗ることになる。
ウエーバーが切れたときの走りはかなり期待できるが、反面ドライビングの粗さも目立つ。 ニコ・ロズベルグは昨年のGP2でもクレバーな走りを披露しており、もしかしたらエースよりも速いかも?

EホンダRA106
昨年は一昨年の大躍進が打って変わっての不振になってしまったBAR。今年はホンダがBARを完全買収し、[HONDA F1 Racing」としてオールホンダで参戦となる。
もちろん昨年のBARのボディーワークもホンダがドップリと浸かって造形したのではあるが・・・。
どうもこのチーム、速いマシンでも戦略に大きな問題があり、昨年はドタバタ劇が目立ってしまった気がする。それが証拠にオフシーズンのハイブリッドマシンでのテストではトップタイムを連発。V8エンジンの出来栄えも素晴らしいようだ。
このBAR007ハイブリッドを基にしたRA106はオーソドックスなデザインになった。ぱっと見はフロントがマクラーレン風でリアがルノー風 。最近のトレンドのごとく高い位置のフロントアッパーアームを採用。
サイドポンツーン後端は下部を思い切って切り取っている。チムニーダクトが外に開いている角度も特徴。
発表時には空力付加物が非常に少ないが、実戦ではリアカウル、サイドポンツーンには小型ウイングが追加され、フロントウイングもさらに複雑な造形に変化するはずだ。
HONDA RA106
タイヤ の使い方もまずかった昨年、戦略面でのマイナスを補うべくフェラーリからバリチェロが加入したことは大きなプラスとなるだろう。すでにテスト初回にしてバトンに匹敵するタイムをたたき出している。
もう一度トップチームに返り咲くために必要なのはずばり[戦略]
テストでの速さを継続させるだけの戦略をバリチェロは導くことが出来るかどうかが鍵。

FレッドブルRB2・フェラーリ
昨年のプレビューで「ブラッディー」は[ダメだろうな]と発言しているこのチーム。大変失礼した。
要はデビッド・クルサード というドライバーのセッティング能力の高さによって、ジャガー時代からのコンセプトが間違っていなかったことをしっかりとアピールしたというのが前半戦の善戦なのであろう。
マシンは昨年のRB1の発展型RB2.流行の 後端絞込みサイドポンツーンなどはしっかりと採用してきた。但し、全体の造形はオーソドックス。なんとなくウイリアムズFW28に似ている。
セカンドチームの「トロ・ロッソ]が参戦することでマシンの開発スピードが上がると予想されることもプラス要素。さらに 今年はフェラーリのカスタマーエンジンの供給により、パワー面でも引けをとらない体制となった。
ちょっと小粒のスパイスのようなこのチームが、案外トップチームを脅かすかもしれない。
Red Bull RB2 Ferrari
ドライバーはデビッド・クルサード、クリスチャン・クリエンが残留。クルサードはマクラーレン時代の[万年セカンド]から脱却。 クリエンもシーズン後半にはちょっと驚きの速さも見せていただけに、今年も活躍してくれることを祈る。

GBMWザウバーF1 06
ついにBMWがワークスチーム化。ウイリアムズと決別してザウバーを買収した。ザウバー時代のあっさりしたデザインコンセプトはそのままに、細部を洗練することで新型F1 06をまとめてきた。
エンジン出力に関しては一級品と思われるが、ボディーワークに関しては未知数。少なくともザウバーの世界3位に入る風洞設備を充分に生かすことは間違いないと思われるが・・・。
フロントサスはミシュラン勢にしては珍しくアッパーアームがかなり上部にある。この辺はマクラーレン風。ノーズやフロントウイングの造形はウイリアムズに似ている。
リアのアンダーカウルがあっさりとしているが、これは開幕までに変更されるであろう。
正直言って予測がつかないこのチーム、鍵はビルヌーブのセッティング能力か?
BMW SAUBER F1 06

ドライバーは昨年に続いて1997年チャンピオンのジャック・ビルヌーブと新規加入のニック・ハイドフェルド。ハイドフェルドはBMWの期待を一身に負ったドイツ人ドライバーだが、チーム内でのビルヌーブとの確執が起きなければよいが・・・。

HミッドランドF1・トヨタ
1月末時点で新車発表されていないミッドランド。もちろんジョーダンから引き継いだスタッフと設備を使用するが、今までのジョーダンのマシン特性は[危うい]ナーバスな挙動を示していたことから考えてもちょっと期待薄か?
エンジンは昨年に引き続きトヨタを使用。このエンジンは信頼性、パワー共に期待できる。
2月に入ってようやく発表されたマシンはかなりオーソドックスなデザイン。ジョーダンEJ15の発展型と言えば聞こえがいいが、ポンツーン形状などはどう見ても3年落ちくらいの印象。リアカウルもV10が乗っているのかと思うくらい高い。
Midland M16 TOYOTA
ドライバーは昨年に引き続いてのティアゴ・モンテイロ と新規加入のクリスチャン・アルバース。アルバースは昨年ミナルディーできらりと光る速さを見せたドライバー。ぜひ速い車を与えたいものである。

Iトロ・ロッソ・コスワース
ついに老舗のミナルディーが消滅。レッドブルの第2チーム「トロ・ロッソ]として生まれ変わった。
昨年のレッドブルRB1をベースにしたマシンは開幕直前に発表予定というが、もちろん走り込みなども出来ない状態での開幕は厳しい。
エンジンはコスワースの昨年型V10を制限付きで使用するカスタマーエンジンだが、V8初年度ということでウイリアムズと同一仕様をシーズン中盤に投入するという話もある。
ドライバーはヴィタントニオ・リウィッツイーと新人のスコット・スピード。もちろん持参金ドライバーで速さは期待薄。シーズン途中でのドライバー交代劇もありえる。

JスーパーアグリSA05・ホンダ
元F1ドライバー鈴木亜久里がついにF1チームを結成!オールJAPANで参戦!と昨年11月から騒がれているこのチーム、本当にデビューするのだろうか?? と思われていた1月28日にFIAから正式にエントリーが認められた。
ホンダエンジンや佐藤琢磨&井出有治の加入、ブリジストンタイヤ使用はすでに発表されており、 使用するファクトリーはかつてのアロウズ。
マシンは昨年型BARがレギュレーションで使うことが出来ず、やむなく2002年型アロウズA23のモノコックを使用しての暫定参戦となった。 テストでのタイムは6秒落ち・・・さすがに最初はテールエンダーか?
とにかく日本人としては応援したいのだが、いかんせん不安定要素が多すぎる。BAR007ベースのSA06登場までは我慢となるだろう。

新車未発表状態のチームもあるが、現時点での総括
・まずはV8エンジンがどこまで完成度を上げられるか?
・資金面で不安定の王者ルノーに最速マクラーレン、復活フェラーリが一気に攻勢となるかも。
・マクラーレンはメルセデスエンジンが全て!
・トヨタ、ホンダのテストでの速さは本物か?
・以外にコスワースエンジンの台頭がありえる?
・大穴はBMWザウバー、ウイリアムズ
としておこう。
注目の開幕戦は3月11日バーレーンで迎える。 「ブラッディー」の予想では、予選でマクラーレン、ホンダ。決勝でフェラーリとルノーが追い、そこにトヨタが絡んでくるというパターンかな?
ウイリアムズはシーズン序盤勝負、BMWザウバーはシーズン終盤勝負だろう。レッドブルも侮れない!

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