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人生とは年輪と人は言う
そしてその年輪はパートナーと共に築くものであると僕たちは思う
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□◆□◆ブラッディー講座 特別編□◆□◆

F-1Grand Prix2016 Pre View

1、レギュレーション
2016年は2014年以来のレギュレーション をほぼ踏襲する形で開催される。さらに2015年にほぼ現在のターボエンジンレギュレーションが確立されてしまったため変更はほとんどない。
強いてあげればエンジン排気系の規制が緩和されたことでエンジン音が大きくなるであろうくらい。
エンジンも現行レギュレーションを踏襲するので、メルセデスエンジンの独壇場に近い形は継続してしまうかもしれない。ERSと8速ギアボックス も継承される。
タイヤに関しては供給元であるピレリにレギュレーションを決める権利があるが、今年はウルトラソフトタイヤの導入と共に、その使用制限が大幅に変更されることになった。これによりタイヤの選択次第で大きくレース結果が左右される可能性がある。
スポーティングレギュレーションも特に大きな変更はなく、ここ10年ほどで最も変化の少ない年と言えるだろう。
と思いきや開幕まで1ヶ月を切った2月25日に「予選フォーマット変更」というとんでもないニュースが飛び込んできた!
これにより予選中は常に走り続ける必要が生じてしまい、よりギャンブル性が高まったと言えるだろう

<テクニカルレギュレーション>
@ウェイストゲートテールパイプ
マシン音量増加を目的として、ウェイストテールゲートパイプを独立して装備するよう義務付けられた。
これはウェイストゲートを通過した排気を独立して排出するバイパス排気管を設けることで、エンジン音の増加を目的としているが、これを再利用するなどのパワーアップにつながる装備は認められていない。

Aタイヤレギュレーション
今年からドライ用タイヤは従来の4種類のコンパウンドにウルトラソフトタイヤを加えた5種類となる。タイヤの違いによるロゴの色は以下のようになる。
ウルトラソフト:パープル
スーパーソフト:レッド
ソフト:イエロー
ミディアム:ホワイト
ハード:オレンジ
ウェット:ブルー
インターミディエイト:グリーン
各レースにてドライタイヤは5種類のうち3種類をピレリが用意する。
強制的に供給されるのはピレリの指定した3セットとなる。そのうち1セットは供給されたコンパウンドのうち一番柔らかいもので予選Q3にしか使用できない。このQ3使用タイヤは予選後にピレリに返却しなければならず、決勝では使用できない。
各チームは残り10セットの使用タイヤを、指定された3種類のコンパウンドから自由に選択することとなる。柔らかめのタイヤを増やすか?硬めのタイヤを増やすか?などタイヤライフやタイムとの兼ね合いを見極めながら選択することとなる。
選択したタイヤは事前に申告することになっており、決勝の2週間前には発表される。
逆に言えばタイヤ交換回数が各チームで戦略を変えることにつながり、より複雑になったと言える。

<スポーティングレギュレーション>
@スタートディレイ時のペナルティ
フォーメーションラップスタート後の再スタートに間に合ったドライバーであっても、スタートはピットスタートが義務付けられる。

Aパワーユニット&ギアボックス制限
エンジンとギアボックスの総量制限は昨年と同様だが、総量規制を超えてしまった場合のペナルティを任意に選べるようになる。予選後の交換についても同様。

Bコースアウト時のペナルティ
レーストラックを外れて走行した場合の規定が明確化され、アドバンテージを得るようなコースアウトがあった場合はペナルティが課せられる。

C予選フォーマット変更
Q1:16分間。7分後に最も遅いタイムのドライバーが脱落。それから90秒ごとに最も遅いドライバーが脱落してゆく。15名がQ2進出
Q2:15分間。6分後に最も遅いタイムのドライバーが脱落。それから90秒ごとに最も遅いドライバーが脱落してゆく。8名がQ3進出
Q3:14分間。5分後に最も遅いタイムのドライバーが脱落。それから90秒ごとに最も遅いドライバーが脱落してゆく。最後の90秒はポール争いの2名のみが対決する。
なお、このフォーマット変更は開幕直前の2月24日に決定されたこともあり、導入が第5戦からとなる。

2、マシン
正直、最初に言っておこう!今年のマシンは評することが出来ないほど変化がないと言ってもいいかもしれない。
マシンデザインはほぼ画一化されつつあるし、ドライバーラインナップもほとんど変わらない。
サスペンション形式も全車がフロントプッシュロッドでリアがプルロッド。カウリングくらいしか差がないと言っても過言ではない。
まあ、そんな中でも数少ない各車の特徴を捉えてみよう!

@メルセデスAMG F1-W07
No.44ルイス・ハミルトン
、No.6ニコ・ロズベルグ

2年連続で「クラスの違う速さ」を見せつけたメルセデス。下馬評通りダブルタイトルを獲得した。
メルセデスに関してはここ2年間「コンサバなマシン」というコメントを残してきたわけだが、今年も全く同じことを言いたい。
「どこが変わったの?」
ただ、細部を見てゆくとモノコックの上下断面はより小さくなっているし、リア周りのポンツーン絞込みはさらに薄く補足アップスイープになった。
この辺はここ数年のF1トレンドを固く守っているというところ。
ちょっと気になったのはカラーリングで気づきにくいが、リアカウルのでっぱりがより小さくなっている点。
これはエンジンのマウントを低くしてきたということではないかと推定している。エンジンブロックそのものが小さくなるというのは考えにくいので、補機類の搭載方法が変わったか?若しくはオイル系統の循環方法を変えたのかもしれない。
また、このマシン、気づきにくいがフロントのオーバーハングが極端に小さい。この辺のレイアウトに速さの秘密が隠れていそうだ。
いずれにしてもこのマシンに死角はないはずだ。
MercedesAMG F1-W07
ドライバーは3度目のワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンと7年目となるニコ・ロズベルグ。
このところ「速すぎるマシン」であるメルセデスのチームメイトバトルはちょっと暗雲立ち込める方向に行っている。
今年は絶対にチャンプを狙ってくるであろうロズベルグは、昨シーズン終盤戦でハミルトンを圧倒するシーンも見せているので、死角があるとすれば「つぶし合い」!
速さと信頼性の盤石さを、他のチームがちょっとでも脅かすようになってくると、この二人の関係がもろさを出してしまうかもしれない。

AフェラーリSF16h
No.5セバスチャン・ベッテル、No.7キミ・ライコネン

昨年の下馬評でも酷評したフェラーリ。マシン発表時にはダメダメだったマシンを、ベッテルが磨き上げてコンストラクターズ2位を獲得するまで復活した。
しかし基本設計の問題は最後までメルセデスとの差を埋めることが出来ず、結果的に「メルセデスワンツーの次の3位表彰台」の常連となってしまった。
今年のマシンは一念発起したのか?昨年型とは大きく異なるコンセプトで「やる気」を見せてきた。
ウィリアムズが先鞭を告げたショートノーズを採用。
フロントサスペンションをプッシュロッドに変更。
リアカウルは上端を絞るのではなく、下端を絞ってアップスイーブにする最新のトレンドを採用。
特にフロントサスペンションのプッシュロッド化は、モノコックの位置の自由度やロールセンターのセッティングに大きく寄与するはずだ。
冷却風の取り入れ口であるポンツーン開口部も後退角を設けるなどの空力的な配慮が見られる。
今年こそはメルセデスの独走を阻止して欲しいものだ
Ferrari SF16h
ドライバーは3年目のキミ・ライコネンと、2年目のセバスチャン・ベッテル。
ライコネンは今年が正念場。ベッテルに後塵を拝した昨年とは違うアピールを見せないと、来季の残存はない。
ベッテルはかつての シューマッハのころのイメージを醸し出すまでに成長してきた。昨年フェラーリが勝利を手にすることが出来たのは間違いなくベッテルのおかげ。
この二人の仲が悪くなるというのは考えにくいので、安定感はあるだろう。あとは爆発力のみ。
予選でフロントローに頻繁に顔を出すようになってくると面白い。

BウィリアムズFW38・ メルセデス
No.19フェリペ・マッサ、No.77バルテリ・ボッタス

ここ2年間大躍進のウィリアムズ。ショートノーズはついに時代のトレンドセッターとなった感がある。
もちろん成功作であるFW36からの流れを順当に受け継いだマシンはFW37と正直あまり変わらない。正常進化と言えるだろう。
より細く高くなったモノコックや、リアの絞り込み形状はメルセデスと同じコンセプト。
リアカウルのでっぱりが小さくなったのもメルセデスと同じ。これはやはりメルセデスエンジンの補機搭載レイアウトが変わったとみるのが順当か?
昨年は苦手なコースと得意なコースが極端だったこともあり、若干フロントサスの付け根位置などをコンサバな高さに持ってきた感がある。
もちろんFW37が先鞭を告げた ノーズの形状も踏襲している
Williams FW37 Mercedes

ドライバーは一昨年から全く同じメンバー。バルテリ・ボッタスは今年が正念場!表彰台常連は当たり前。優勝を狙ってゆかねばならない年になるだろう。
マッサは正直、今年の成績次第ではクビだろう。少なくともメルセデス陣営の2番手チームとして、表彰台には最低登るくらいでないと、来年のシートはない。
フェラーリ、レッドブルと常に3,4番手争いをする実力はあるはず。メルセデスワークスを脅かしてほしいものだ。

CレッドブルRB12・TAGホイヤー
No.3ダニエル・リカルド、No.26ダニエル・クビアト

2年間にわたりルノー エンジンに泣かされたレッドブル。シーズン途中からエンジンスイッチに関する噂が絶えなかったが、結果的にルノーエンジンを今年も搭載することとなった。
但し、ルノーワークスがエントリーすることになったため、エンジン名称は[TAGホイヤー」
かつてマクラーレン黄金期を支えたポルシェエンジンの名前が[TAG」だったことを思い出すファンも多いだろう。一気に挽回して欲しいものだ。
ニューマシンの全体形状は昨年型の踏襲に見えるが、実は「メルセデスコピー」と言っていいほどメルセデスに似ている。
ショートオーバーハングやサイドポンツーン形状などはほぼそっくり。
特徴的なのはプッシュロッド付け根から一気にドロップダウンされるノーズの形状。これはフロントサスのロールセンターを高めにし、フロントウィングは低くマウントしたいという要求を両立させる策と思われる。
そしてノーズ先端部はウィリアムズのショートノーズを踏襲。まさに「いいところ取り」的なマシンになっている。
但し・・・他のチームのマシンのトレンドを踏襲しているのは、天才デザイナー、エイドリアン・ニューウェイが離脱したからだともいえる。それだけにコンサバなマシンが突出した速さを見せるか?は疑問
昨年はルノーエンジンに足を引っ張られてコンストラクターズ4位に甘んじてしまったが、それに加えてマシンとしての完成度も悪化してしまわなければいいが・・・
Red-Bull RB12 TAG Heuer

ドライバーは昨年と全く同じ2人。ダニエル・リカルドとダニエル・クビアト。
リカルドはクレバーなドライバーではあるが、ベッテルなきあとのレッドブルのマシンパフォーマンスが上がらなかったのは、リカルドのセッティング能力の低さではないかと推定している。クビアトに予選で敗退するシーンも見られ、今年は正念場と言えるだろう。
いずれにしてもこのチームを左右するのはルノーエンジン。今年も我慢のシーズンになる気がしてしまう。

DフォースインディアVJM09・メルセデス
No.11セルジオ・ペレス、No.27ニコ・ヒュルケンベルグ


昨年型のフォースインディアはなかなか美しいマシンだった。但し「何の特徴のないマシン」出会ったことも事実。
結果的にコンストラクターズ5位に入ったが、それはマクラーレンホンダの脱落によるところが大きく、実力でのし上がったわけではない。
では今年は?
正直、やはり特徴のないマシンになってしまった。
但し褒めたいのはフロントノーズの形状!唯一「自己主張」している特徴ある鼻孔ノーズを採用し、他チームと異なるチャレンジをしてきた。
しかしこの鼻孔ノーズ、目的がわからない。ノーズを低くしたいのと、モノコック下面にエアを引き込みたいのだろうが、それならばウィリアムズの採用したショートノーズのほうが効果がありそうなのだが・・・
メルセデスエンジン勢のトレンドであるリアカウルのでっぱりの小ささはこのチームも同じ。これはリアの気流に大きく影響を与えそうで、「当たればでかい」と言えるだろう。
例によってストレートの長いコースでの直線番長的な速さは健在だろう
Force India VJM09 Mercedes
ドライバーラインナップはなんと3年連続で同じ二人になった。
ニコ・ヒュルケンベルグは 時折予選シングルに入り、かなりクレバーに上位を走行するようになっている。メルセデスエンジンの「低重心化」が本物ならば、一気にメルセデスエンジン勢が他のエンジンを引き離すことも考えられ、そうなると表彰台と言うことも考えられる。但し特定のサーキットだけだが・・・
ペレスはホントにいつになっても悪名高き壊し屋。爆発力があっても結果に結びつかないだろう。
期待できるコースは上海とベルギー、モンツァといったところか。

Eトロ・ロッソSTR11・フェラーリ
No.33マックス・フェルスタッペン、No.55カルロス・サインツJr

毎年言っていることだが、トロロッソは実は成績以上に頑張ったと言えるのではないだろうか?
2人の新人ドライバーを擁した上に、ルノーエンジンは速さもなければ信頼性もない。正直他チームと互角に戦うということさえ難しい状況だったはず。しかし二人の新人ドライバーがトップ10を走行するシーンも見せるなどのパフォーマンスはなかなかのものではないかと思う。
さて、ルノーエンジンのお家騒動のお蔭で今年はフェラーリの昨年型エンジンを搭載するそうな。
マシンはへレステストでカラーリング未定のまま走り始めた。
全体像をとらえた画像がないためコメントしにくい状況ではあるが、昨年型のような直線型ノーズは影をひそめ、ウィリアムズ風ではあるがちょっと長めと言うノーズが特徴的。
モノコックの薄さはトレンド通りで、今年のマシンの中では一番より細く薄くと言う攻め込んだモノコックデザインになっている。
但し、昨年決してパフォーマンスが高いとは言えなかったフェラーリエンジンだけに、期待はあまりできない。
Toro RossoSTR11 Ferarri
ドライバーは昨年ティーンエイジャー旋風を巻き起こした二人が残留。
マックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツJrは、ともに荒削りでラフなドライビングも目立つが、果敢なアタックなどは見ていて楽しい。
遅くてもねじ伏せて走るというパフォーマンスには期待したい。但し結果はあまり期待できない

FルノーR.S.16
No.20ケビン・マグヌッセン、No.30ジュリオン・パーマー

昨年は資金難にあえぎながらなんとか全戦参加を果たしたロータスが、今年はルノーとして再出発することになった。
正直、このチームだけは予想が難しい。なんせドライバーは二人とも交代し、チームもまるごと変わり、エンジンも変わるという状況は、新チームのハースとここぐらい。
マシン形状を見るとこれがまたコメントしようもないくらい特徴がない。フロントノーズはメルセデス風ながら、メルセデスほど攻め込んでいないし、モノコックも相当太い。
サイドポンツーンは再度の絞り込みが全然攻め込んでいないし、後端の絞り込みも小さい。
見た目はGP2?という感じ。
いいところマノーに勝てるかな?くらいではないだろうか。
Renault R.S.16
ドライバーは2人とも交代したが、実力は未知数と言ってよい。
かつてマクラーレンに在籍したケビン・マグヌッセンはセッティング能力に優れたドライバーとはとても言えないし2015年シーズンはレースシーンに登場していない。
新人のジュリオン・パーマーはあのジョナサン・パーマーの息子だが、1年半のレースブランクがある。
新型のルノーエンジンの実力があったとしても、この二人では良い成績は望めない。

GザウバーC35・フェラーリ
No.9マーカス・エリクソン、No.12フェリッペ・ナッセ

2012年からどんどん坂を転がり落ちているこのチーム。何とか昨年はマクラーレンホンダの脱落でコンストラクターズ8位にとどまった。
しかしエンジンも変わりなくドライバーも変わりない今年も期待はできないと宣言しておこう。
さらにバルセロナテストに新車を持ち込むこともできておらず、出遅れ感も否めない。
全チーム中最後に発表されたC35は、正直言ってウィリアムズとメルセデスの細部コピーと言える造形。
フロントノーズ周りはウィリアムズ風で、フロントサスペンションのマウント位置はメルセデス風、フェラーリエンジンを搭載するリアカウル付近は昨年型フェラーリという感じ。
サイドポンツーンの絞り込みは妙にドロップダウンしているし、リアカウルの絞り込みも中途半端に見える。
フェラーリエンジンが劇的な進化を遂げることが出来れば上位進出もあるだろうが、そんな夢は語らないでおこう
Sauber C35 Ferrari
ドライバーは昨年と全く同じラインナップ。
マーカス・エリクソンははっきり言ってクビにした方がいい。とてもF1ドライバーのパフォーマンスは望めないし、セッティング能力もない。
昨年の新人のナッセは、決勝で意外な高パフォーマンスを発揮することもあり、エリクソンよりは期待できるはず。
しかし昨年の下位チームが実力を上げてきた場合はルノーと共にテールエンダーになってしまう可能性も高い

HマクラーレンMP4-31・ホンダ
No.22ジェンソン・バトン、
No.14フェルナンド・アロンソ

昨年、 ついにホンダエンジンが復活!期待は大きかったが、やはり現代のF1でいきなり速いエンジンと言うのはあり得なかった。
鈴鹿の直線で両側からぶち抜かれたバトンのくやしさたるや・・・
昨年型MP4-30は決して失敗作ではないと思うのだが、いかんせんホンダエンジンが酷かった。これは誰もが認めるところ。
今年のMP4-31も基本はキープコンセプト。シャーシ性能は良かったはずなので、そのコンセプトとは間違えてはいないだろう。
フロントサスペンションの付け根 を高くしてロールセンターを高める方向に持ってゆく手法は正しいし、極端に落としたショートノーズ&ショートオーバーハングもメルセデス風。
気になるのはリアカウル形状。なんだか他のチームよりもふくらみが高い気がする。と言うことはエンジンのマウント位置も高いということか、補機を上部に搭載していると思われる。
ターボの位置が昨年話題になったが、その辺の改良がおこなわれていないのか?
いずれにしてもこのチームの未来を左右するのはホンダエンジンと言えるだろう
McLaren MP4-31 Honda
ドライバーは昨年と全く同じ二人。
ジェンソン・バトンは引退もささやかれており、今年のパフォーマンス次第ではそのまま引退となるだろう。
フェルナンド・アロンソのセッティング能力を持ちながら、昨年の成績であったというのはやはりふがいない。
とにかく鍵を握るのはホンダエンジン!
バルセロナテストではトラブルもなく周回をこなし、中団のタイムで走行できているので今年は期待できるかもしれない。
エンジンが昨年型フェラーリ程度のパフォーマンスが発揮できれば、トップ10常連も難しくはないだろう。

IマノーMRT05・ メルセデス
No.88リオ・ハリアント、No.94パスカル・ウェーレイン

昨年も安定のテールエンダーとしてシーズンをいつも最後尾で戦ったマノーマルシア。まあ、撤退のうわさもあったくらいなので、走ってくれたことだけでも健闘と言えるだろう。
今シーズンから正式にマノーの名前でシーズンを戦うこととなった。
エンジンはメルセデスにスイッチし、ギアボックスもウィリアムズから供給される。ということはパフォーマンスも期待できそう・・・
と思いきや、マシンの姿を見て唖然としてしまった。これはどのカテゴリーのマシンだろうか?
フロントノーズにはまるでデザインと言うものが感じられないし、ウィング形状も工夫ナシ
モノコックは「形をしている」だけだしリアカウルの絞り込みも雑。
サイドポンツーンに至っては10年前?と思われるような代物。
これではテールエンダーから抜け出せないだろう。何ならウィリアムズから昨年型FW37をそのまま購入したほうが速いのではないだろうか?
Manoh MRT05 Mercedes
ドライバーは二人とも新人。
パスカル・ウェーレインはDTMチャンピオンの肩書を持つ実力派。メルセデスの若手育成ドライバープログラムの一人だが、このチームに入ってしまっていいものだろうか?
リオ・ハリアントは2015GP2シーズンを戦ったドライバーだが、正直インドネシアマネーによる登用と思われ、実力はまだまだ。
つまり・・・このチームに期待できることはあまりない。強いてあげればウェーレインがザウバーを食ってくれるという痛快パフォーマンスに期待するくらいか?

Jハース・フェラーリVF16
No.8ロマン・グロージャン、No.21エスティバン・グティエレス

今年は久しぶりに新チームが参戦することとなった。
アメリカの名門、ニューマンハースのハースと言えば思い浮かべることができる人もいるはず。
マシンはダラーラが制作することになったが、GP2マシンを手掛けるダラーラは手堅いマシンを作成してきた。
しかもフェラーリが全面的にバックアップするというこの体制は初年度からかなり期待できるはずだ。
マシンはメルセデス的な機能美を見せるスタイルで、かなりカッコいい。
フロントノーズはメルセデス流でリア周りは昨年型フェラーリに似ている。但しモノコックの薄さという点ではまだまだ攻め込んでいないし、サイドポンツーン絞込みもまだ甘い。まずは手堅いマシンで着実にと言ったところ。
ディメンジョンがわからないのだが、もしかしたら他のチームよりもショートホイールベースを採用しているかもしれない。
フロントウィングの特徴的な形状は他のチームと一線を画する造形であり、これが吉と出るか凶と出るか?
バルセロナテストではなんとフォースインディアよりも速かったが、攻め込んだフロントウィングが脱落するというトラブルもあり、その辺の初期トラブルの大作がまずは必要だろう
HERS VF16 Ferarri
ドライバーは経験者を起用してきたところも手堅い。
昨年は資金難のチームを引っ張ったロマン・グロージャンが加入したのは大きい。ロータス時代に表彰台経験もあり、チームにとっては力強い戦力だろう。最近はラフなドライブも影を潜めている。
グティエレスはちょっとパフォーマンス不足か?将来のフェラーリ入りを願ってチーム加入したらしいが、グロージャンには遠く及ばないだろう。

各チームの新車が全て揃い、2月22日から恒例のバルセロナテストが始まっている。
フェラーリとメルセデスが抜け出した速さなのは下馬評通り。ウィリアムズとレッドブルが追随する状況は昨シーズンと同じ。
期待できそうなのはホンダエンジンの信頼性向上と速さ。少なくとも中団グループをコンスタントに走ることはできそうなのが朗報。
ハースが走り出しからかなり速いのも期待が持てる。
まずはバルセロナ初日の結果とマシンの形状だけで判断すると

・メルセデスの安定性は折り紙つきだろう。大きな失速はしないはず(昨年と全く同じコメント)
・フェラーリとハースのタッグが台風の目になる可能性がある。特にフェラーリはメルセデスに追随できる実力ありと見た
・レッドブルがやはりルノーエンジンに苦しめられそうな気がする。本家ルノーの速さがないうえでパフォーマンス向上が見込めない
・ウィリアムズは徹底して3位狙いで来るような気がする。その信頼性でメルセデスの共食いの時に前に出る
・マクラーレンは今季も優勝することはないと思われる。但し、一度くらいは表彰台に上がれそう
・トロロッソ、マクラーレン、フォースインディアは常に争う位置にいるだろうトップ4の後ろの9番手争いは熾烈
・ザウバー、ルノーはブービー賞。マノーがいる限り最下位はないが、実質的なF1レースとしてはテールエンダーだろう。
・やはりハースが今年の台風の目。もしかしたらトロロッソあたりといい勝負になる可能性も秘めている。

注目の開幕戦は3月20日メルボルンで迎える。オーストラリアが開幕戦になって久しい。 今年は昨年に2戦追加の21戦で行われる。
昨年カレンダー落ちしてしまったドイツGPが第12戦に復活!
第8戦には新たにアゼルバイジャン開催のヨーロッパGPが加えられた。アゼルバイジャンGPという名称でもよさそうなものだが・・・。
日本GPの次に開催されていたロシアGPが第4戦に繰り上がり、逆にマレーシアGPが第16戦に繰り下がった。
日本GPは待望の10月3連休に戻り、これで観戦がしやすくなったというもの!
今年は 連戦が多く、第7戦カナダと第8戦ヨーロッパ、第11戦ハンガリーと第12戦ドイツ、第13戦ベルギーと第14戦イタリア、第16戦マレーシアと第17戦日本、第18戦アメリカと第19戦メキシコの5回もある。
例によって夏休みが第12戦ドイツと第13戦ベルギーの間に4週間取ってある。
開幕戦 オーストラリアGP 3月20日
第2戦 バーレーンGP 4月3日
第3戦 中国GP 4月17日
第4戦 ロシアGP 5月1日
第5戦 スペインGP 5月15日
第6戦 モナコGP 5月29日
第7戦 カナダGP 6月12日
第8戦 ヨーロッパGP 6月19日
第9戦 オーストリアGP 7月3日
第10戦 イギリスGP 7月10日
第11戦 ハンガリーGP 7月24日
第12戦 ドイツGP 7月31日
第13戦 ベルギーGP 8月28日
第14戦 イタリアGP 9月4日
第15戦 シンガポールGP 9月18日
第16戦 マレーシアGP 10月2日
第17戦 日本GP 10月9日
第18戦 アメリカGP 10月23日
第19戦 メキシコGP 10月30日
第20戦 ブラジルGP 11月13日
最終戦 アブダビGP 11月27日

さて予想の総括!
開幕ダッシュはフェラーリかもしれない!し今年のマシンの素性はかなりいいと見た。焦ったメルセデスの共食いもあって、序盤はランキング上位を占めるかも。
しかしスペインあたりからメルセデス勢が台頭。メルセデスとウィリアムズが中低速サーキットでの主導権を握る。
山場は夏休み前のオーストリア、イギリスの連戦と復活のドイツあたり。ここでメルセデスが抜けてしまうとそのまま。ここでフェラーリ、ウィリアムズが食らいつくと面白い。
レッドブルはやはりルノーエンジンに足を引っ張られてしまいそうな気がする。序盤の5戦で表彰台に登れなければそのまま沈む。
チャンピオン争いの主導権は昨年後半から調子を上げているロズベルグ。そこにベッテルとハミルトンが絡む。
ライコネンとボッタスがどの位置でレースをするかによって、チャンプ争いのポイント争奪に大きく影響を与えそうだ。
やはり チャンプ争いに水を差すのは終盤で力を上げそうなマクラーレンではないだろうか?
個人的には台風の目になりそうなハースが絡みそうな中団争いのほうが気になるのだが・・・

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