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〜[C.B]の飯田線秘境めぐり4(完結編)!〜
 

特派員NEWS投稿の常連[C.B]さんの「飯田線」の秘境めぐりシリーズ!
2016年1回目の連載!2014年はまとめてしまったので2回分だから、実際には5回目の連載!
By ブラッディー

 4月10

「今週末は5月並みの気温」と天気予報で聞き、5月の予定を
繰り上げてスクーターで出掛けました。

飯田線秘境駅のうち、徒歩でしか辿り着けない駅は3つ。
1つは最も険しい『小和田駅』で、これはスクーターで行く意味がないほど近づけないので除外。
2つ目は昨年訪れた吊り橋の先にある『為栗駅』。
そして3つ目が今日の目的地です。
集落を抜けると“いつものような”林道に。
もう慣れてしまったので驚きもしません。
またしても二輪車泣かせの苔&落石&落ち葉。
但し舗装がよく見えるし、傾斜が緩いので怖くはありません。
川沿いに出ると木立の間から橋が見えて来ました。
行き止まりにあったのは吊り橋の歩道。
為栗と同様に駅は道路の対岸にあり、ここからは歩いて向かいます。
橋の名は「竜田橋」
電力会社の施設保守路として維持管理されている様です。
作られたのは昭和46年。
他の駅の橋と同じ時期に作られた事がわかります。
橋を渡り始めると左手に飯田線の橋梁が望めます。
為栗と違うのは線路が結構高い位置を走っている事。
橋梁から視線を落とすと、低い所に立派な石垣と頑丈そうな橋台跡が見えます。
振り返ると当然ながら反対側にも橋台跡が。
草木に埋もれて写真ではわかり辛いですが、しっかりと原型を留めていました。
但しこちらは切り立った岩肌に張り付くような位置にあり、そこまでの経路は不明でした…

吊り橋を渡ると崖に突き当たります。
平坦な路面と注意書きのある右側は外れ。
200mほど先に見える集落に繋がっているようです。
いきなり下って行く左側が駅方面です。
ちなみに何の表示もありません。
まぁ、ここに来る人には不要でしょうが。
下り初めてすぐの場所から橋台跡を見るとこんな感じ。
三角形になっており、現在よりも広いスペースが確保されていたようです。
旧い橋が架かっていた時代にはオート3輪くらいまでは渡れたのかもしれません。
短い坂を下りきるとまた吊り橋があります。
画面左側は橋台跡に高低差なしで繋がっている事からこれより先は昔のままの歩道のようです。
短い吊り橋は床が木製です。
でもしっかり管理されており、全く不安はありません。
崖沿いの山道が続きます。
左側は絶壁に近い角度で川へと向かっています。
道幅が狭くなって来て左側が怖いと思い始めた地点で手すりが現れて一安心。
手すりに安心したのもつかの間。
落石で完全に破壊されていました!
自然の力の前には無力です…
今日は乾いてるから大丈夫だろうと落石場所を
見上げたら、今にも落ちそうな岩が!!
慌ててシャッター切ったので、微妙にピンボケしてます(汗
写真だとわかり辛いですが、この斜面も60度以上はあります。
崩落現場を超えて間もなく、上からの道と合流。
ここまで橋から400mほど。
ちなみに上からだと結構な坂道で15分くらい掛かるようです。
合流した先に突然現れる構造物。
飯田線のトンネル出口の真上に出ます。
つまりポータルの裏側です。
眼下には線路が見えます。
切り立った崖と線路の間にあるのがホーム。
先に訪れていた人を参考にすると、その狭さがよくわかります。
頑丈なコンクリート壁にみえますが、そこから巨石が飛び出しているという事も…
ポータル(?)の裏を抜けて、脇の階段を下ってホームへ向かいます。
つまりここが駅の入り口になります。
下から階段を見上げます。
トンネル出口の脇に張り付いているのがわかります。
通路と階段の全景。
何とも異様な動線です。
改めてホーム上の光景です。
細いホームと切り立ったコンクリート壁と、そして突き出した岩…
待合室は絶壁を超えた先の、ホームの隅に近い場所にありました。
ホームの先には短いトンネルと、その先にもすぐにトンネルが続きます。
つまりトンネルに挟まれた崖沿いに無理やりホームが付けられています。
駅の名は『田本』
この駅には委託管理する民家もなく、先着の男性がいなければ、まさに「人っ子ひとりない」場所です。
到着したのは11時40分。
時刻表を調べずに向かったのですが、幸運にも50分に天竜峡行きの電車がありました。
ちなみにこれを逃していたら、次の電車は1時間20分後でした…(汗
定刻に普通電車が到着しました。

今までの秘境駅では到着した電車から降りる人はほとんどいませんでしたが、今日は15名ほどのツアー客が下車。
急に賑やかになりました。
どうやら13時の豊橋行きまで散策するようです。

ただ、ガイドが駅の出口の場所を知らず、私に聞いて来たのには驚きました。
こんなガイドで大丈夫なんでしょうか??
出発した電車はトンネルへと消えて行きました。
私はツアー客に塞がれる前に駅を後にしました。

これで飯田線巡りもとりあえず終了。
次は飯田線に接続していた廃線跡を訪れてみようかと思っています。


長らくの連載、お疲れ様でした〜
楽しく拝見しました!
しっかし・・・川口博探検隊に見えてしまったのは私だけ?(笑)

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