Team SPIRITS HomePage
人生とは年輪と人は言う
そしてその年輪はパートナーと共に築くものであると僕たちは思う
Team SPIRITSは人、モノ、コトを大事にする人の集まりだと歳月が語っている

〜[C.B]の飯田線秘境めぐり5(最終回)!〜
 

特派員NEWS投稿の常連[C.B]さんの「飯田線」の秘境めぐりシリーズ!
2016年4月の「完結編」から1年、最終回として最後の秘境駅を訪ねる旅!
By ブラッディー

 2017年5月20

本日、何の予定も入っていない事に気付いたのは水曜日。
ミッションのオイル漏れ修理が長引いた時の予備日として空けてたからなんですが、天気予報は「晴天で行楽日和」なんて言ってるので、これは何か入れないと!

って事で飯田線の秘境駅を目指す事にしました。

「また?」って言われそうですが、まだ行けていない駅が正確には“スクーターでは行けない駅”が1つだけ残っていたんです。
多分ブラッディーさんとMiyaさんは既にお分かりのはず。

最寄り駅から名鉄に乗って豊橋で飯田線に乗り換えれば楽なんですが、何時もの様にスクーターで5時半に出発。
スクーターでの目的地に到着。
電車が来る15分前ですが誰もいません…
100台以上が優に止められる無料駐輪場完備!
但し、止まっていたのは数台の放置自転車のみ…
水窪と書いて「みさくぼ」と読みます。
隣駅は最初に訪れた、大嵐と書いて「おおぞれ」
ちなみに中井侍(なかいさむらい)駅を訪れた後に林道で山を越えてこの駅にも立ち寄ってます。

ところで、何故電車でなくわざわざスクーター出来たのか?
「スクーターに乗るのが好きだから♪」ってのもあるけど、実はスクーターでなければ来れないんです。
理由は時刻表を見れば一目瞭然(ではないか?)
乗る電車は8:05発の天竜峡行き普通電車。
もしもこれを逃すと次発は… なんと3時間後!!
そしてこの電車が豊橋駅を出発するのは6:00なんですが名鉄の始発は6:08着。
つまり電車ではこの時間には来られないんです。

天竜峡行きの2両編成が到着。
各車両に10名くらいの人が乗ってます。
乗車してすぐに車掌が来て料金を払います。
帰りの切符(?)も買えたのは便利♪
(目的の駅名が書いてありますね)  
目的の駅に到着。
降りたのは私一人だけでした。
というか、先客もいないので独り占めです♪
駅名は(既に出てたけど)小和田。

以前は向かいのホームにも線路が敷かれていて、列車のすれ違いも行われていたそうです。
今でも十分に普通の駅のようです。
ホーム横にはちゃんとした駅舎が。
普通の田舎の駅のようです。
ホームから駅舎に入るところに「いらっしゃいませ」
その上にあるのは、一時期運行されていた特別列車のヘッドマークです。
皇太子妃雅子様の旧姓と同じ字(あちらは“おわだ”)と言う事で、ご成婚の頃にはこの駅で結婚式を挙げた人達がいました。
訪れる人も多くて、かなり賑やかだったそうです。

当然無人駅で自販機もありませんが、管理に来る方がいるので綺麗です。
中央上に掲げてある手書きの周辺図は、ネットで必ず紹介されている有名なものです。
乗って来たのは8:16の電車。
戻りの電車は8:49の豊橋行き。
つまり、滞在時間は33分間です。
まぁ、駅の周囲を一回りしたら、コーヒー飲んで朝食のパンを食べながら待つ事にしましょう。
それでは散策に出掛けます。
逆光でわかりずらいけど、ちゃんとした駅舎です。
一本道で下って行きます。
狭いけど舗装されていて歩きやすいです。
坂と階段を下ったところに建物が。
集落までは1時間って…隣駅までの方が近いんじゃ?
橋までは25分と書いてありますが、実はかなり前に落橋していて、今は残骸しか残っていません。
しかも集落までの道もあちこちで崩落していて、集落まで辿り着くのは命がけのようです。
つまり、この駅に来るためのまともな道はありません。
駅前のメインストリート。
でも、先ほどの唯一の建物は空き家です。
まぁ、道がないんだから当然かもしれませんが…
メインストリートから川を望みます。
と、中央に何か塊が…
坂道を下りきったところに平らな道が。
これを折り返して塊の方へ向かってみます。
そこにあったのはミゼットの残骸。
実はこれもネットでは有名で、これを見たくて訪れたと言っても過言ではありません。
以前とは位置と向きが変わっているそうで、自然の力によるものなのか悪戯なのかは不明ですが、非常に危うい姿勢なのでそのうち川に転落してしまうかも…
廃屋の下側まで来ました。
階段があるので、往時にはここも駅への道だったのかもしれません。
この先に神社があるらしい。のですが…
今にも崩れそうな廃倉庫の横にあったであろう道は既にその形跡すらありません。
今更ながらこの駅の説明を。
天竜川沿いの集落と木材積み出しの為に作られた駅で、完成当時は飯田方面からの終着駅として賑わっていました。
しかし佐久間ダムの完成によって集落のほぼ全てが水没してしまった(駅より上に家と道がなかった)為に、駅に繋がる道路も利用者もいないという外界から孤立した究極の秘境駅となりました。

反対側は一応舗装された歩道が続いていますが、先に書いたように崩落個所があるようだし、近くに何かある訳でもないので、駅に戻ってコーヒーを飲むことにします。
「駅の真下だよなぁ」と何気なく見上げた先にも何か塊が…
「もしかしてミゼット?」と斜面を登ったら、なんと2台も有りました!!
しかも下に有った有名なミゼットよりまともな形です。
特に左側のはコケてないしタイヤもエンジンも付いています。
すぐ脇にはこんなモノが。
比較的新しいので、下の歩道を封鎖していたフェンスだとは思いますが、と言う事は最近崩落現場が復旧されて、歩道が開通したんでしょうか?

このフェンスを見て、2台のミゼットがこの場所まで来れる車道があったはずと気が付きました。
でも、フェンスの先にはそれらしい痕跡は見当たりません。

改めてミゼットの周辺の状況を観察すると、横倒しのミゼットの駅側は明らかに一段高くなっています。
そして線路側は強固な擁壁が聳えており、2台のあるこの一角だけ少し広いようで、それはまるで駅前広場。
一段上はしっかり固められた平坦地になっています。
やはりミゼットのいる平地とは明らかに段差があります。

上の段の真ん中付近にはコンクリートの基礎が残っており、引き戸のレールが埋まっています。
何等かの建物が有ったのは間違いありません。
この場所は最初に廃屋の写真を撮ったすぐ横。
廃屋に気を取られると全く気が付きません。

探索に夢中になっていたら、帰りの電車の時間が迫ってしまいました。
結局コーヒーは飲まずパンも食べず。
先頭車両に乗ったらほかの乗客はご婦人一人だけ。
なので運転席の後ろに陣取ります♪
この区間は鉄橋とトンネルばかり。
難工事だった事は想像に難くありません。
水窪駅に戻ってトイレを借ります。
こんなに線路に近いトイレって珍しいんでは?
次の電車は1時間半後なので当然無人です。
今いるのは下の四角の位置。
これから上の丸の地点に向かいます。
ここは国道152号線の寸断区間。
その名も「青崩峠」
名前を聞いただけでもチビりそう(汗

但し、青崩峠への道は丸枠の中にも「車はここまで」とはっきり書かれているように通行止め。
と言うか、元から車道は通っていないんです。
なので、東隣の『兵越峠』を林道で越えて飯田側の開通区間を目指します!

そう。
これも水窪までスクーターで来た理由です。

って事で次回に続く。。。(長文で失礼しました)

ん?最終回じゃないの?(笑)

先の小和田駅のミゼットですが、川沿いの1台はほとんどの訪問記事に載っているのに、歩道上の2台に触れている記事は見つかりません
でした。
「草ヒロ」という廃車ばかり紹介しているページでさえ、下の1台で満足して見逃したようです。

探訪記事の中に、93年のご成婚ブームの時に駅で結婚式を行う為の施設を2台のミゼットの上の平地に建設している写真を発見。
建設に関わった人達があの2台を見逃すはずはないのに、誰も廃車体には興味がなかったのでしょうか?

さて、飯田線の秘境駅は小和田駅訪問をもって完了!

再び電車で水窪まで戻って家へ帰りま…せん。
対岸を走るR152で上流へ向かいます。
R152は長野県上田市から静岡県浜松市までの約260kmを結ぶ結構長い国道です。
どちらも国道152号線です。
正確には『青崩峠』が元の152号線で、直進方向がバイパス道  です。
出来れば本来の道を行きたいですが直進します。
何故なら、本来の道は車道ではないから…

この国道には2ヶ所の未通区間があり、その1ヶ所がこの『青崩峠』
名前からしてヤバそうな峠ですが、中央構造線上の破砕帯にある為に実際に良く崩れるんです。
そのために車道が通せない訳です。

暫くは川筋に沿ってうねった山道ですが、突然不釣り合いに立派な道路が現れます。
さらに不釣り合いな分岐もあります。
しかも岩盤に突き刺さって終わっています。当然この先には山しかありません。
間もなくこれまた立派なトンネルが現れます。
対面通行ですが、高速道路並みの造りです。
トンネル手前の道路下を横切るのが『青崩峠』へと向かう本来の国道です。
 (バイパスがあるのに旧道ではありません)
トンネルを抜けた先で線形が不自然に曲がっています。
振り返って見ると、本線から分岐する形になっていました。
橋の名前に「ランプ」とある様に、実際に分岐しています。
但し、本線の延長工事らしきものは全く見当たりません。

ランプ橋の先で立派な道路は左に回り込んで終わります。標識類を拡大してみます。
左に曲がるとトンネルの上でバイパスを横切って東にあるダムへ向かいます。
ダム側の標識は何故かおにぎりマークが消されています。
そして画面左下には高規格道路にある『50.1』の距離標が…帰って調べるまで知らなかったんですが、この道路は分岐点の表示にあった『三遠南信道』(中央道の飯田と新東名の引佐を結ぶ高規格国道)の一部として建設されました。
破砕帯である『青崩峠』を迂回し、東隣の『兵越峠』を抜ける為にトンネルで東に向かって建設が始まりましたが、工事中に『兵越峠』付近の地盤も不安定なので高規格国道の建設条件を満たさない事が判明。
「同じ地盤改良をするなら元の『青崩峠』ルートを」と計画が再度変更になり、建設が中止されました…つまり、トンネル前の岩盤に突き刺さっていた分岐がいずれは本線として開通するようです。
元に戻った道路を暫く進むと、一段と路幅が狭くなる場所が…
ここがバイパス側の152号線の終点です。
『兵越峠』を抜ける為にはこの道を直進します。
すぐに電光表示が。
“市道 水窪白倉川線”だそうです。
県道かと思っていたので意外。
まぁ、繋がっていれば文句はありませんが。

ここから暫くは比較的緩い登りで、その分撮影向きの場所はなし。
スクーターなので対向車との離合を心配せずに済むので楽です。
峠の北側は結構な急斜面。
いい加減下ったところでようやく視界が開け、眼下に『青崩峠』  へ向かう谷が見えて来ました。
見ての通り、見事に「崩れて」ます。
峠の名前は「青い岩が崩れて来るから」だそうですが、確かにそんな感じの岩肌です。
その後はまた鬱蒼とした林道を走って、北側の152号線との接続点に到着。
152号線の下側から。
直進方向が『青崩峠』に向かう152号線ですが…
「行けないよ!」ってハッキリ書かれちゃってます(汗
通れる空間はありますが、工事車両以外の通行を禁じているので、あえて危険は冒しません。
表示によると、先の高規格道路の路盤安定化工事現場への入り口になっています。
歩いてなら行けるみたいです。
絶対行かないけど…
暫く下ると、また突然高規格な道路になりました。
振り返って撮影した末端部分。
今後は川沿いに延長されて行くようです。

これでおまけも終了。
お付き合いありがとうございました♪

旅行記トップへ

広告 [PR] カード  資格 転職 スキルアップ 無料レンタルサーバー